ソウルには何度も来ているけど、いつもショッピング&グルメを満喫して終わってしまう私。
ソウルタワー、景福宮、ロッテワールドなど、「これぞソウル!」という定番の観光地には意外と行ったことがありませんでした。
そこで今回は、
「せっかくソウルに来たんだから、定番の観光スポットをちゃんと巡ってみよう!」
ということで使ってみたのがディスカバーソウルパス(Discover Seoul Pass)です。
ロッテワールドやNソウルタワー、景福宮、COEX水族館など、ソウルの人気観光スポットをまとめて利用できる外国人旅行者向けの観光パス。
実際に使ってみて感じたのは、
特にロッテワールドなど入場料が高めの施設へ行く人は、一度料金を比較してみる価値があります。
この記事では、ディスカバーソウルパスの現在の料金や対象施設、使い方に加えて、実際にソウルを回ったときの流れも紹介します。

ディスカバーソウルパスとは?

ディスカバーソウルパスは、ソウル観光財団が運営する外国人旅行者向けの観光パスです。
対象となっているソウルの観光スポットを無料で利用できるほか、交通やショッピング、体験などの割引特典も用意されています。
現在は70か所以上の観光施設が無料対象となっており、120以上の割引特典もあります。
代表的な対象スポットには、
- ロッテワールド
- Nソウルタワー展望台
- SEA LIFE COEX ソウル水族館
- 景福宮
- 昌徳宮
- 韓服レンタル
- 漢江クルーズ(E-Cruise)
- 国立現代美術館
などがあります。
さらに、
- 空港鉄道A’REX
- Kリムジン(空港バス)
- ソウル公共自転車「タルンイ」
など、観光だけでなく移動に使える特典があるのもポイント。
※対象施設やサービス内容は変更されることがあるため、旅行前に公式サイト・アプリで最新情報を確認してください。
現在のディスカバーソウルパスは4種類
現在販売されている主なディスカバーソウルパスは4種類あります。
| パス | 料金 | 利用方法 |
|---|---|---|
| 72時間パス | 90,000W | 72時間以内に対象施設を利用 |
| 120時間パス | 130,000W | 120時間以内に対象施設を利用 |
| PICK3 Basic | 49,000W | 対象施設から3か所選択 |
| PICK3 Theme Park | 70,000W | テーマパーク1か所を含む3施設 |
※料金は公式サイト掲載価格。変更される場合があります。
以前のような24時間・48時間を中心とした構成ではなく、現在は72時間・120時間の時間制パスと、3施設を選ぶPICK3が中心になっています。
がっつり観光するなら72時間パス
個人的にソウル旅行で一番使いやすいと思うのが72時間パス。
72時間=丸3日なので、
「1日目はロッテワールド、2日目は景福宮やNソウルタワー、3日目はCOEXや漢江」
といった感じで、無理なく予定を組みやすいです。
120時間パスになると5日間使えるので、長めのソウル旅行で観光をたくさん入れたい人向け。
逆に行きたいところが3か所程度しかない場合は、PICK3と比較した方がお得になる場合があります。
カードパスとモバイルパスの違い
ディスカバーソウルパスには、
- カードパス
- モバイルパス
の2種類があります。
カードパス
実物のカードを使うタイプ。
カードには交通・プリペイドカード機能があり、チャージしておけば地下鉄や市内バスなどにも利用できます。
ただし、カードを持っているだけで地下鉄やバスが無料になるわけではありません。
交通カードとして使う場合は、別途チャージが必要です。
なお、交通カードとして利用しただけでは72時間パスなどの観光パス利用時間はスタートしません。
モバイルパス
スマートフォンのDiscover Seoul Passアプリに表示されるQRコードを利用するタイプ。
実物のカードを受け取る必要がないので、到着してすぐ使いたいならこちらが便利です。
さらにモバイルパスには5日間データ無制限のeSIMも付いています。
一方で、カードパスのような交通カード機能はありません。
交通カードとしても使いたい → カードパス
ディスカバーソウルパスは本当にお得?
ここが一番気になるところ。
72時間パスの公式価格は90,000Wです。
なので、90,000W以上の対象施設を利用できるかがひとつの目安になります。
たとえば公式サイトで紹介されている代表的な施設を見てみると、
| 施設・サービス | 通常料金の目安 | パス |
|---|---|---|
| ロッテワールド 1DAY | 64,000W | 無料 |
| Nソウルタワー展望台 | 26,000W | 無料 |
| SEA LIFE COEX ソウル水族館 | 35,000W | 無料 |
| 景福宮+韓服レンタル | 合計約35,000W | 無料対象 |
| 漢江 E-Cruise | 29,900W | 無料 |
| Kリムジン | 18,000W | 無料対象 |
※公式サイト掲載のモデル料金を参考にしています。施設料金・対象サービスは変更される場合があります。
これを見ると、かなりイメージしやすいです。
たとえば、
ロッテワールド 64,000W
+Nソウルタワー 26,000W
だけで合計90,000W。
ここに景福宮、韓服レンタル、Kリムジン、COEX水族館などを組み合わせれば、72時間パスの価格を超えやすくなります。
特にロッテワールドへ行く人はチェックしてほしい
ディスカバーソウルパスとの相性がかなりいいのがロッテワールド。
ロッテワールドの1DAYパスは通常64,000W。
72時間のディスカバーソウルパスは90,000Wなので、
ロッテワールドだけでパス代のかなりの部分を回収できます。
さらに、
ロッテワールド + Nソウルタワー
まで利用すれば、通常料金ベースでは合計90,000W。
ここから先に使う対象施設は、ほぼそのまま「お得分」と考えやすくなります。
ロッテワールドへ行く予定がある人は、普通にチケットを購入する前にディスカバーソウルパスの料金も一度比較してみてください。
実際にソウル観光で使ってみた
ここからは、実際にディスカバーソウルパスを使ってソウルを観光したときの流れを紹介します。
私たちの場合、
仁川空港 → ロッテワールド → 明洞 → 景福宮
というルートで使いました。
「ソウルに何回も来ているのに定番観光地にはあまり行ったことがない」という私には、かなり楽しい使い方でした。
DAY1|仁川空港からそのままロッテワールドへ
午前中に仁川国際空港へ到着。
今回は空港からホテルへ向かわず、荷物を持ったままロッテワールドへ直行しました。
ディスカバーソウルパスではKリムジンも対象になっています。
Kリムジンは通常18,000W程度なので、空港からの移動で特典を使えるのは地味に大きい。
ロッテワールドへ!
ロッテワールドに到着したら、対象窓口でディスカバーソウルパスのQRコードを提示してチケットを受け取ります。
通常なら1DAYパスは64,000W。
これがディスカバーソウルパスの無料入場対象になっています。
「本当にこれで入れるの?」という感じでしたが、チケットを受け取ればあとは普通に入場。
ロッテワールドだけでも料金が高めなので、パスを使っている実感が一気に出ます。
私たちはキャリーケースを持っていたので、ロッテワールド内の大きめのロッカーへ荷物を入れました。
荷物を預けてしまえば、あとは思いっきり遊ぶだけ。
結局ほぼ1日ロッテワールドを満喫しました。
夕方から夜にかけてロッテワールドを出て、地下鉄でホテルのある明洞へ。
初日からかなり充実。
DAY2|朝から景福宮へ

2日目は朝から景福宮(キョンボックン)へ。
景福宮は1395年に建てられた朝鮮王朝を代表する王宮で、ソウル旅行なら一度は訪れてみたい定番スポットです。
入場料そのものはロッテワールドほど高くありませんが、ディスカバーソウルパスの無料対象。
そして景福宮周辺で一緒に利用したいのが韓服レンタルです。
韓服レンタルもパス対象

景福宮周辺にはディスカバーソウルパス対象の韓服レンタルショップがあります。
現在公式サイトには、
- Hanboknam 景福宮店
- Hanboknam 北村韓屋村店
- Hanboknam 昌徳宮店
- HANBOK DAY
- Hanboktown
などが掲載されています。
韓服を着て景福宮へ行けば、写真映えもかなり違います。
私たちは時間の関係でしっかり韓服体験まではできなかったのですが、
「景福宮に行くなら韓服もセットにすればよかった!」
と思ったところ。
景福宮周辺を観光する日を半日ほど確保できるなら、韓服レンタルまで入れるのがおすすめです。
※利用できるプランや追加料金が必要なオプションは店舗によって異なります。
景福宮のあとはランチへ
景福宮で写真をたくさん撮ったあとは、次の目的地へ移動しながらサムギョプサルでランチ。
ディスカバーソウルパスのいいところは、ずっと観光施設を詰め込まなくてもいいこと。
せっかく韓国へ来ているので、
観光 → 韓国グルメ → 観光
くらいのペースの方が個人的には楽しめました。
「元を取らなきゃ!」と予定を詰め込みすぎると、逆に疲れてしまいます。
72時間ならNソウルタワーや漢江クルーズも組み合わせたい
現在は72時間パスがあるので、2日間で無理に全部回る必要はありません。
もし今のラインナップで私がもう一度コースを組むなら、3日目には、
- Nソウルタワー
- SEA LIFE COEX ソウル水族館
- 漢江クルーズ
あたりから選びます。
特にNソウルタワーは通常26,000W、漢江E-Cruiseは29,900Wなので、パスとの相性もいいです。
おすすめ3日間モデルコース
| 日程 | モデルコース |
|---|---|
| DAY1 | 仁川空港 → Kリムジン → ロッテワールド → 明洞 |
| DAY2 | 韓服レンタル → 景福宮 → 北村・仁寺洞 → Nソウルタワー |
| DAY3 | COEX水族館 → 江南観光 → 漢江クルーズ |
これくらい利用できれば、72時間パスのメリットはかなり感じやすいと思います。
ディスカバーソウルパスが向いている人
実際に使ってみて、「これは向いている」と感じるのはこんな人。
- 初めてソウルをしっかり観光したい人
- ロッテワールドへ行く人
- NソウルタワーやCOEX水族館にも行きたい人
- 景福宮で韓服レンタルをしたい人
- 仁川空港からA’REXやKリムジンを使う人
- 3日程度で複数の観光スポットを巡りたい人
特に、
という予定なら、一度ディスカバーソウルパスと通常チケットの合計金額を比べてみることをおすすめします。
逆に向いていない人
一方で、すべてのソウル旅行者におすすめというわけではありません。
私自身、普段の韓国旅行はショッピング&グルメ中心。
そういう旅行なら、無理に買わなくてもいいと思います。
たとえば、
- 明洞や弘大でショッピング中心
- カフェ巡りがメイン
- 市場や飲食店を中心に回る
- 有料観光施設には1~2か所しか行かない
という旅行なら、90,000W分を使い切るのは難しいかもしれません。
そんな場合は72時間パスではなく、PICK3 BasicやPICK3 Theme Parkと比較してみるのもひとつです。
PICK3という選択肢もある
「72時間でたくさん回るのは大変そう」という人にはPICK3があります。
PICK3 Basicは49,000W。
対象グループから3施設を選んで利用するタイプなので、
行きたい観光スポットが最初から決まっている人
に向いています。
テーマパークへ行く場合にはPICK3 Theme Park(70,000W)もあります。
旅行前に行きたい場所を書き出して、
72時間パスの方がお得か?PICK3で十分か?
を比較してから購入すると失敗しにくいです。
ディスカバーソウルパスはどこで買える?
ディスカバーソウルパスは公式サイトのほか、日本語で予約できるKlookやKKdayでも取り扱いがあります。
Klook
Klookではディスカバーソウルパスのモバイルパスやカードパスを購入できます。
日本語で予約画面を確認できるので、初めて購入する場合にもわかりやすいです。
KKday
KKdayでもディスカバーソウルパスを取り扱っています。
セールやクーポンなどで価格が変わる場合があるので、Klookと両方確認して安い方を選ぶのもおすすめ。
公式サイト
最新の対象施設を確認するなら公式サイトもチェックしておきましょう。
キャンペーンや為替によって、日本円での販売価格が変わることがあります。
使い方は難しくない
基本的な利用方法はシンプルです。
- ディスカバーソウルパスを購入
- Discover Seoul Passアプリに登録
- 対象施設へ行く
- チケット売り場でQRコードを提示
- 入場券を受け取る
- 入場する
対象施設によっては事前予約や別途チケット交換などが必要な場合があります。
旅行前にアプリで行きたい施設をお気に入りに入れて、利用方法を確認しておくとスムーズでした。
パスを使い始めるタイミングも大切
時間制のディスカバーソウルパスは、72時間なら利用開始から72時間。
「3日間」といっても日付単位ではなく時間単位なのがポイントです。
たとえば初日の午後12時に利用開始すれば、基本的には3日後の午前11時59分までという考え方。
そのため、
購入したらすぐ時間がスタートするわけではありません。
カードパスを交通カードとして使っただけでも観光パスの利用時間は開始されず、対象となる無料施設を最初に利用したタイミングから時間が進みます。
これは予定を組むうえでかなり便利です。
到着日の夜に無理に開始せず、翌朝から使った方がお得になるケースもあります。
※A’REXなど交通特典は利用方法が通常施設と異なる場合があるため、利用前に公式アプリの案内を確認してください。
使ってみて感じたメリット
私が一番よかったと思ったのは、単純に安くなることだけではありません。
「パスがあるから行ってみよう」
というきっかけになること。
普段なら韓国へ来ても、
ショッピングして、ご飯を食べて、カフェへ行って……
で終わってしまう私ですが、ディスカバーソウルパスがあったおかげでロッテワールドや景福宮など、いわゆる「ソウル観光」をしっかり楽しめました。
何度も韓国へ行っている人ほど、意外と定番スポットへ行っていなかったりします。
そんな人にも結構おすすめです。
注意点|対象施設は旅行前に必ず確認
ディスカバーソウルパスの対象施設や利用条件は変更されます。
以前は対象だった施設が対象外になったり、逆に新しい施設が追加されたりすることもあります。
この記事で紹介している料金についても変更される可能性があります。
そのため、
「この施設に行くためにパスを買う」
という場合は、購入前に必ず公式サイトまたはDiscover Seoul Passアプリで確認してください。
また各施設の休館日・営業時間も別途チェックしておきましょう。
まとめ|ソウルを観光する旅行ならかなり面白いパス
ディスカバーソウルパスを使ってみて感じたのは、
「とにかくソウルの定番スポットをいろいろ巡りたい」という旅行と相性がいい
ということ。
特にロッテワールドのような通常料金が高い施設を予定に入れている場合は、パス代の元も取りやすくなります。
一方で、ショッピングやグルメだけの韓国旅行なら無理に購入する必要はありません。
まずは、
- ロッテワールドへ行く?
- Nソウルタワーへ行く?
- 景福宮+韓服レンタルをする?
- COEX水族館へ行く?
- 漢江クルーズに乗る?
- 空港交通にも使う?
と、行きたい場所を3~5か所ほど選んで通常料金を足してみるのがおすすめです。
合計が90,000Wを大きく超えるなら、72時間のディスカバーソウルパスをかなり活用できるはず。
ソウルには何度も来ているのに定番観光をあまりしていなかった私も、今回は「ちゃんとソウルを観光した!」という旅行になりました。
いつもの韓国旅行とは少し違うソウルを楽しみたい人にもおすすめです。
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